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たこぞお

@illmatio • 10,811 subscribers

年間150軒以上を10年食べ歩いてる正真正銘の鮨ジャンキー。誰にも媚びない元祖忖度なしガチレビュアー。グランメゾンからストリートのゴミまで食べる。銀座に最高の鮨居酒屋を作ります。独身婚活中

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博多で、とんでもないイカれた蕎麦屋にぶち当たった。 赤間茶屋 あ三五 全国の蕎麦を食い歩いてきたワタクシ、イラマチ男タコ蔵が断言する。 ここまでイカれた蕎麦屋は、ほかにない。 ここは蕎麦屋というより、蕎麦という穀物に人生を人質に取られた仙人の研究所である。 注文したのは、奇跡の更科懐石コース。 蕎麦茶 蕎麦味噌 蕎麦がき 揚げ蕎麦がき 紫蘇切り 胡麻切り ウコン切り 焼鴨 湯葉蕎麦 オクラ蕎麦 花巻蕎麦 天ぷら蕎麦 まだ出るのかという品数が、五月雨のように押し寄せてくる。 しかも、ただ蕎麦を使った料理を並べているわけではない。同じ蕎麦という素材が、皿ごとに人格を変えて現れる。 香りで刺し、甘みで黙らせ、喉越しで消えていく。食べ進めるほど、こちらの蕎麦に対する浅い知識と生意気な価値観が、一枚ずつ剥がされていく。 大将の佇まいは、もはや職人というより仙人。 無駄な愛想も、大袈裟な演出もない。 蕎麦粉と水と火だけで何十年も問答を続けてきた人間の、静かな狂気がそこにある。 そして肝心の料理は、何を食べても異常な完成度。 うまい店なら説明できる。 香りがいい 出汁が深い 仕事が細かい そんな便利な言葉で片づけられる。 だが、本当にとんでもない店は、説明しようとした瞬間に全部が安っぽくなる。 ここがそうだ。 すごい。 それ以上は語らない。 いや、語れない。 蕎麦好きなら、必ず電話予約を入れて訪れてほしい。 ちなみに吾輩は、たまたま当日予約に滑り込めた。 日頃の行いではない。 蕎麦の神が一瞬だけ、イラマチ男タコ蔵に微笑んだのである。

博多で、とんでもないイカれた蕎麦屋にぶち当たった。 赤間茶屋 あ三五 全国の蕎麦を食い歩いてきたワタクシ、イラマチ男タコ蔵が断言する。 ここまでイカれた蕎麦屋は、ほかにない。 ここは蕎麦屋というより、蕎麦という穀物に人生を人質に取られた仙人の研究所である。 注文したのは、奇跡の更科懐石コース。 蕎麦茶 蕎麦味噌 蕎麦がき 揚げ蕎麦がき 紫蘇切り 胡麻切り ウコン切り 焼鴨 湯葉蕎麦 オクラ蕎麦 花巻蕎麦 天ぷら蕎麦 まだ出るのかという品数が、五月雨のように押し寄せてくる。 しかも、ただ蕎麦を使った料理を並べているわけではない。同じ蕎麦という素材が、皿ごとに人格を変えて現れる。 香りで刺し、甘みで黙らせ、喉越しで消えていく。食べ進めるほど、こちらの蕎麦に対する浅い知識と生意気な価値観が、一枚ずつ剥がされていく。 大将の佇まいは、もはや職人というより仙人。 無駄な愛想も、大袈裟な演出もない。 蕎麦粉と水と火だけで何十年も問答を続けてきた人間の、静かな狂気がそこにある。 そして肝心の料理は、何を食べても異常な完成度。 うまい店なら説明できる。 香りがいい 出汁が深い 仕事が細かい そんな便利な言葉で片づけられる。 だが、本当にとんでもない店は、説明しようとした瞬間に全部が安っぽくなる。 ここがそうだ。 すごい。 それ以上は語らない。 いや、語れない。 蕎麦好きなら、必ず電話予約を入れて訪れてほしい。 ちなみに吾輩は、たまたま当日予約に滑り込めた。 日頃の行いではない。 蕎麦の神が一瞬だけ、イラマチ男タコ蔵に微笑んだのである。

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とんでもないタコス屋が新富町に産声を上げた。まだインターネッツの誰も知らない新店。 barro tokyo 店主は幾度となくメキシコへ渡り路地裏の喧騒も、屋台から立ち上る煙も、その土地の味として身体に染み込ませてきたほぼメキシコ人。月島では最高のメスカルバーも営んでいる。 そんな漢が先月、タコス屋を開いた。 ここが、途方もなくいい。 注文を受けてからマサ粉をこね、成形し、焼き上げるトルティーヤ。鼻先をくすぐるとうもろこしの芳香。頬張れば焼きたての温もりとともに、穀物の滋味がじわっと広がる。 この一枚から、もうメキシコが始まっている。 レシピにも現地のストリートの息遣いがある。 ひと口かじった瞬間、遠い旅の記憶が鮮明に蘇った。 24時間稼働し続けるパーティータウンティファナ。 遊び疲れて足とちんぼを引きずり、街角で貪るように食べた、あのタコス。 あの日、あの瞬間の味と寸分違わなかった。 異国で惚れ込んだ味は帰国した途端、記憶の中でしか会えなくなる。時間が経つほど美化され、もう一度食べたいという渇望だけが残る。 その味に新富町で再会してしまった。 昨今のタコスブーム。 気になる店を巡ってきたが俺のスタンプラリーはここで終わりにする。 探し歩く理由がなくなった。 これからはこの味を食べに来る。 タコスを頬張りミネルバIPAの苦味で喉を潤す。そこへメスカルをひと口。 とうもろこしの芳香にアガベの余韻が重なる。 住所は新富町。 舌も、記憶も、すっかりメヒコに帰っていた。

とんでもないタコス屋が新富町に産声を上げた。まだインターネッツの誰も知らない新店。 barro tokyo 店主は幾度となくメキシコへ渡り路地裏の喧騒も、屋台から立ち上る煙も、その土地の味として身体に染み込ませてきたほぼメキシコ人。月島では最高のメスカルバーも営んでいる。 そんな漢が先月、タコス屋を開いた。 ここが、途方もなくいい。 注文を受けてからマサ粉をこね、成形し、焼き上げるトルティーヤ。鼻先をくすぐるとうもろこしの芳香。頬張れば焼きたての温もりとともに、穀物の滋味がじわっと広がる。 この一枚から、もうメキシコが始まっている。 レシピにも現地のストリートの息遣いがある。 ひと口かじった瞬間、遠い旅の記憶が鮮明に蘇った。 24時間稼働し続けるパーティータウンティファナ。 遊び疲れて足とちんぼを引きずり、街角で貪るように食べた、あのタコス。 あの日、あの瞬間の味と寸分違わなかった。 異国で惚れ込んだ味は帰国した途端、記憶の中でしか会えなくなる。時間が経つほど美化され、もう一度食べたいという渇望だけが残る。 その味に新富町で再会してしまった。 昨今のタコスブーム。 気になる店を巡ってきたが俺のスタンプラリーはここで終わりにする。 探し歩く理由がなくなった。 これからはこの味を食べに来る。 タコスを頬張りミネルバIPAの苦味で喉を潤す。そこへメスカルをひと口。 とうもろこしの芳香にアガベの余韻が重なる。 住所は新富町。 舌も、記憶も、すっかりメヒコに帰っていた。

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今年、最も心待ちにしていた一軒が、ついに暖簾を掲げた。 世界一の鮨屋といっても過言ではないミシュラン三つ星の唯一の鮨屋、銀座青空。 そのカウンターで大学卒業後から10年にわたり研鑽を積み、34歳で新富町に独立を果たした深澤玄氏。 独立前から親方の二番手を務めていただけに、客あしらいにはすでに風格がある。客との間合い、会話の温度、カウンター全体への目配り。そのどれもが自然で、若さを感じさせない。 まずは青空で身につけた酢飯と仕事を、真正面から差し出す。 受け継いだものへの敬意と、それを自分の腕で背負う覚悟。その実直な姿に触れ、彼の人柄と力量に胸が熱くなった。 カウンターはわずか7席。 現在はご主人ひとりに、スタッフがふたり。 この小さな舞台に目が行き届いていることも、今の魅力だろう。今後、弟子を迎えて仕事を託せるようになれば、さらに表現の幅が広がるはずだ。 今回いただいたのは以下の通り。 つまみ 落花生 本アラ 白甘鯛 黒鮑 握り 墨烏賊 鱚 伊佐木 赤身 中トロ 大トロ 鰹 小肌 小柱 車海老 いくら 赤雲丹 穴子 卵 とりわけ印象深かったのは伊佐木。 背と腹をいただいたが、身の充実ぶりが実に見事。同じ一尾の中にある味わいの違いまで堪能させる、素晴らしい個体だった。 鮪は塩竈。 ここ数か月に口にした中でも、群を抜く素晴らしさ。 開店祝いとして、やま幸から最も良い鮪を譲っていただいたとのこと。独立の門出にこれほどの魚が届くことにも、彼が築いてきた信頼がうかがえる。 青空から受け継ぐ、鹿児島・大竹商店の墨烏賊と、長崎・東興産業の車海老も圧巻。思わず目を閉じ、余韻に身を委ねたくなる美味さだった。 仕入れはすべて、ご主人自身が判断しているという。 現時点での鮨は、こはるよりも青空の系譜を色濃く感じさせるものだった。 その確かな土台の上に、これから深澤氏自身の感性がどう重なっていくのか。通うたびに、その変化を見届けたくなる。 大きく化ける予感がある。 いずれ天本や一幸のように、この7席を求めて鮨好きがしのぎを削る日が来ても、少しも驚かない。 師である高橋青空氏と同じ、北海道の出身。 受け継いだ仕事の奥に、深澤玄という職人の誠実さと気概が見えた。 鮨に唸り、その人に心を奪われた一夜だった。

今年、最も心待ちにしていた一軒が、ついに暖簾を掲げた。 世界一の鮨屋といっても過言ではないミシュラン三つ星の唯一の鮨屋、銀座青空。 そのカウンターで大学卒業後から10年にわたり研鑽を積み、34歳で新富町に独立を果たした深澤玄氏。 独立前から親方の二番手を務めていただけに、客あしらいにはすでに風格がある。客との間合い、会話の温度、カウンター全体への目配り。そのどれもが自然で、若さを感じさせない。 まずは青空で身につけた酢飯と仕事を、真正面から差し出す。 受け継いだものへの敬意と、それを自分の腕で背負う覚悟。その実直な姿に触れ、彼の人柄と力量に胸が熱くなった。 カウンターはわずか7席。 現在はご主人ひとりに、スタッフがふたり。 この小さな舞台に目が行き届いていることも、今の魅力だろう。今後、弟子を迎えて仕事を託せるようになれば、さらに表現の幅が広がるはずだ。 今回いただいたのは以下の通り。 つまみ 落花生 本アラ 白甘鯛 黒鮑 握り 墨烏賊 鱚 伊佐木 赤身 中トロ 大トロ 鰹 小肌 小柱 車海老 いくら 赤雲丹 穴子 卵 とりわけ印象深かったのは伊佐木。 背と腹をいただいたが、身の充実ぶりが実に見事。同じ一尾の中にある味わいの違いまで堪能させる、素晴らしい個体だった。 鮪は塩竈。 ここ数か月に口にした中でも、群を抜く素晴らしさ。 開店祝いとして、やま幸から最も良い鮪を譲っていただいたとのこと。独立の門出にこれほどの魚が届くことにも、彼が築いてきた信頼がうかがえる。 青空から受け継ぐ、鹿児島・大竹商店の墨烏賊と、長崎・東興産業の車海老も圧巻。思わず目を閉じ、余韻に身を委ねたくなる美味さだった。 仕入れはすべて、ご主人自身が判断しているという。 現時点での鮨は、こはるよりも青空の系譜を色濃く感じさせるものだった。 その確かな土台の上に、これから深澤氏自身の感性がどう重なっていくのか。通うたびに、その変化を見届けたくなる。 大きく化ける予感がある。 いずれ天本や一幸のように、この7席を求めて鮨好きがしのぎを削る日が来ても、少しも驚かない。 師である高橋青空氏と同じ、北海道の出身。 受け継いだ仕事の奥に、深澤玄という職人の誠実さと気概が見えた。 鮨に唸り、その人に心を奪われた一夜だった。

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新橋 ビーフン東 ここの焼きビーフンが、どうしようもなく好きだ。現金オンリーなのもストリート感あって好き。 おすすめは煮豚焼きビーフン。 脂の甘みと肉の繊維をきっちり残した、実直で骨太な味。そのままでも十分うまいが、卓上のニンニク醤油を垂らした瞬間、品行方正な中華の顔を脱ぎ捨て、一気に路地裏のストリート仕様へ変貌する。 ちまきも抜かりなし。 餅米は粒立ちと粘りの均衡が絶妙で、蒸し上がりに一分の隙もない。中には旨味を抱えた具材がびっちりと詰まり、味の染み方まで文句なし。 いくら街の表情が変わっても、ここにはまだ古い新橋の体温が残っている。 新橋ストリート、最後の砦。

新橋 ビーフン東 ここの焼きビーフンが、どうしようもなく好きだ。現金オンリーなのもストリート感あって好き。 おすすめは煮豚焼きビーフン。 脂の甘みと肉の繊維をきっちり残した、実直で骨太な味。そのままでも十分うまいが、卓上のニンニク醤油を垂らした瞬間、品行方正な中華の顔を脱ぎ捨て、一気に路地裏のストリート仕様へ変貌する。 ちまきも抜かりなし。 餅米は粒立ちと粘りの均衡が絶妙で、蒸し上がりに一分の隙もない。中には旨味を抱えた具材がびっちりと詰まり、味の染み方まで文句なし。 いくら街の表情が変わっても、ここにはまだ古い新橋の体温が残っている。 新橋ストリート、最後の砦。

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すぐ消す。 正直、予約が埋まってしまう未来を想像して、 投稿するかどうか本気で迷った。 ジリジリとストリートの壁におでこを擦り上げ、コンクリの冷たさで思考を冷やしながら長考した。 私利私欲だけで生きるなら、 この店は誰にも教えず、独り占めして終わりだ。親方が力尽きるまで、仕入れた鶏を黙ってかっくらうだけでいい。 だが、価値を“共有する瞬間”そのものに、 確かな幸福を感じてしまう。 そういう厄介な人間でもある。 だから、書く。 そして、すぐ消す。 ここ2〜3年でオープンした焼鳥屋の中でも、 技術だけを基準に語るなら、 頭ひとつどころか 完全に“別の次元”にいると断言できる。 ちなみに先に言っておく。 焼鳥は全国各地、 名が挙がる店はだいたい全部食べた。 焼き鳥屋の娘とも付き合ったし、 行きずりの女とも、 何度も理由を作って足を運んだ。 レディボーイを連れて行った夜もある。 その程度には、 この世界をむしゃぶりつくしてる。 東京は焼鳥屋が飽和している。 コスパ、映え、物語性。 マーケティングに全振りした店は星の数ほどある。 だが、技術と素材だけで真正面から殴ってくる店は驚くほど少ない。 名のある名店での修行歴? 正直、それだけなら珍しくもない。 だが、口いっぱいに法張らせるあのポーション。 肉の密度、熱の入れ方。 「こんな焼鳥、体験したことがない」と 脳が即座に判断する一串。 これは、この店だけの領域だ。 ここまで読んだ戦士たちは、 「はいはい、またクソ高い焼鳥屋ね」 と、少し斜に構えているだろう。 安心してほしい。 この店のおまかせは—— 5,000円と7,000円の二択。 この内容、この完成度。 銀座なら軽く3万。 バンコクなら14万8000円でも不思議じゃない。それを、この価格で出してくる。 焼鳥の新時代という言葉は、 だいたい大げさに使われる。 だがこれは違う。 現世で、確かに更新が起きている。 この店名を知りたい人のみ、 いいねと再投稿とフォローをして欲しい。 だからこの話は、 グループLINEで回す類のものじゃない。 「今度行こうよ」と 軽く言える案件でもない。 いいねボタンを押すなら、 家族、友達、恋人がいない時にしてほしい。 リビングでも、食卓でもない。 「何それ?」と聞かれる距離に この話を置くのは、まだ早い。 一人きりの夜。 誰にも覗かれない画面。 説明責任が発生しない時間帯。 そこで、静かに押す。 音は立てなくていい。 誇る必要も、共有する義務もない。 なお、 そのいいねは 徳として積まれるか、 半分くらいの確率で うんこが落ちてくるか、 どちらかだ。 それでも押せたなら、 同じ側のにんげんだ。

すぐ消す。 正直、予約が埋まってしまう未来を想像して、 投稿するかどうか本気で迷った。 ジリジリとストリートの壁におでこを擦り上げ、コンクリの冷たさで思考を冷やしながら長考した。 私利私欲だけで生きるなら、 この店は誰にも教えず、独り占めして終わりだ。親方が力尽きるまで、仕入れた鶏を黙ってかっくらうだけでいい。 だが、価値を“共有する瞬間”そのものに、 確かな幸福を感じてしまう。 そういう厄介な人間でもある。 だから、書く。 そして、すぐ消す。 ここ2〜3年でオープンした焼鳥屋の中でも、 技術だけを基準に語るなら、 頭ひとつどころか 完全に“別の次元”にいると断言できる。 ちなみに先に言っておく。 焼鳥は全国各地、 名が挙がる店はだいたい全部食べた。 焼き鳥屋の娘とも付き合ったし、 行きずりの女とも、 何度も理由を作って足を運んだ。 レディボーイを連れて行った夜もある。 その程度には、 この世界をむしゃぶりつくしてる。 東京は焼鳥屋が飽和している。 コスパ、映え、物語性。 マーケティングに全振りした店は星の数ほどある。 だが、技術と素材だけで真正面から殴ってくる店は驚くほど少ない。 名のある名店での修行歴? 正直、それだけなら珍しくもない。 だが、口いっぱいに法張らせるあのポーション。 肉の密度、熱の入れ方。 「こんな焼鳥、体験したことがない」と 脳が即座に判断する一串。 これは、この店だけの領域だ。 ここまで読んだ戦士たちは、 「はいはい、またクソ高い焼鳥屋ね」 と、少し斜に構えているだろう。 安心してほしい。 この店のおまかせは—— 5,000円と7,000円の二択。 この内容、この完成度。 銀座なら軽く3万。 バンコクなら14万8000円でも不思議じゃない。それを、この価格で出してくる。 焼鳥の新時代という言葉は、 だいたい大げさに使われる。 だがこれは違う。 現世で、確かに更新が起きている。 この店名を知りたい人のみ、 いいねと再投稿とフォローをして欲しい。 だからこの話は、 グループLINEで回す類のものじゃない。 「今度行こうよ」と 軽く言える案件でもない。 いいねボタンを押すなら、 家族、友達、恋人がいない時にしてほしい。 リビングでも、食卓でもない。 「何それ?」と聞かれる距離に この話を置くのは、まだ早い。 一人きりの夜。 誰にも覗かれない画面。 説明責任が発生しない時間帯。 そこで、静かに押す。 音は立てなくていい。 誇る必要も、共有する義務もない。 なお、 そのいいねは 徳として積まれるか、 半分くらいの確率で うんこが落ちてくるか、 どちらかだ。 それでも押せたなら、 同じ側のにんげんだ。

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好きな鮨屋で打線組んだ。 俺のチームに勝てる奴がいたら教えて欲しい。 【スタメン】 1 きざ㐂 遊撃手 東京・赤坂 2 鮨ぶんぺい 中堅手 福岡・博多 3 鮨一幸 右翼手 東京・銀座 4 青空 三塁手 東京・銀座 5 つく田 左翼手 佐賀・唐津 6 鮨桂太 一塁手 東京・築地 7 鮨つばさ 二塁手 福岡・小倉 8 鮨たな華 捕手 北海道・札幌 9 いしまる 投手 埼玉・大宮 【代打】 ・鮨みずかみ 東京・半蔵門 ・登喜和鮨 新潟 ・高柿の鮨 東京・日本橋 ・鮨竹 東京・銀座 ・鮨ゆうき 東京・広尾 【中継ぎ】 ・くるますし 愛媛・松山 ・鮨 三心 大阪・谷町六丁目 ・鮨菜 和喜智 北海道・札幌 【抑え】 ・東麻布 天本 東京・東麻布

好きな鮨屋で打線組んだ。 俺のチームに勝てる奴がいたら教えて欲しい。 【スタメン】 1 きざ㐂 遊撃手 東京・赤坂 2 鮨ぶんぺい 中堅手 福岡・博多 3 鮨一幸 右翼手 東京・銀座 4 青空 三塁手 東京・銀座 5 つく田 左翼手 佐賀・唐津 6 鮨桂太 一塁手 東京・築地 7 鮨つばさ 二塁手 福岡・小倉 8 鮨たな華 捕手 北海道・札幌 9 いしまる 投手 埼玉・大宮 【代打】 ・鮨みずかみ 東京・半蔵門 ・登喜和鮨 新潟 ・高柿の鮨 東京・日本橋 ・鮨竹 東京・銀座 ・鮨ゆうき 東京・広尾 【中継ぎ】 ・くるますし 愛媛・松山 ・鮨 三心 大阪・谷町六丁目 ・鮨菜 和喜智 北海道・札幌 【抑え】 ・東麻布 天本 東京・東麻布

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とんでもないタコス屋が新富町に産声を上げた。まだインターネッツの誰も知らない新店。 barro tokyo 店主は幾度となくメキシコへ渡り路地裏の喧騒も、屋台から立ち上る煙も、その土地の味として身体に染み込ませてきたほぼメキシコ人。月島では最高のメスカルバーも営んでいる。 そんな漢が先月、タコス屋を開いた。 ここが、途方もなくいい。 注文を受けてからマサ粉をこね、成形し、焼き上げるトルティーヤ。鼻先をくすぐるとうもろこしの芳香。頬張れば焼きたての温もりとともに、穀物の滋味がじわっと広がる。 この一枚から、もうメキシコが始まっている。 レシピにも現地のストリートの息遣いがある。 ひと口かじった瞬間、遠い旅の記憶が鮮明に蘇った。 24時間稼働し続けるパーティータウンティファナ。 遊び疲れて足とちんぼを引きずり、街角で貪るように食べた、あのタコス。 あの日、あの瞬間の味と寸分違わなかった。 異国で惚れ込んだ味は帰国した途端、記憶の中でしか会えなくなる。時間が経つほど美化され、もう一度食べたいという渇望だけが残る。 その味に新富町で再会してしまった。 昨今のタコスブーム。 気になる店を巡ってきたが俺のスタンプラリーはここで終わりにする。 探し歩く理由がなくなった。 これからはこの味を食べに来る。 タコスを頬張りミネルバIPAの苦味で喉を潤す。そこへメスカルをひと口。 とうもろこしの芳香にアガベの余韻が重なる。 住所は新富町。 舌も、記憶も、すっかりメヒコに帰っていた。

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