
ロバート キャンベル
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日本文学研究者 University Professor, Waseda U. せんだいメディアテーク館長 早稲田大学国際文学館顧問 / https://t.co/FwvXscySar. /https://t.co/ICLKDTM3pk
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全面戦争が進むにつれてウクライナの市民社会には色んな変化が起きています。そのひとつには、芸術表現の公開手段と、扱われるテーマやスタイルがあげられます 戦争開始から人々の衝撃と怒りを形にして受け皿となっているのが路上アート。とくに簡単に早く作れるポスターを貼る行為は、レジスタンスの結節点になっています 敵軍に対する剥き出しの憎悪が多かったいわば初期の戦争ポスターから、時間が経つにつれて少しずつではあるが穏やかな表現に転じている模様です。最近、侵略者の表象から侵略そのものの標的となっているウクライナの文化的アイデンティティに繋がる素材を用いた作品が多くなっています 今月下旬に貼り替えられたばかりのザポリージャ現代アートセンター前にあるポスター企画展はまさにその良い事例で、各地で伝承されるウクライナの刺繍をテーマに組み立てられています。美しさとプロテスト、文化の自律性、戦争のその先にある国家や国民のイメージ創りなど、考えさせられることの多い路上アートです #ZaporizhzhiaContemporaryArtCenter #BiruchiyContemporaryArtProject #Zaporizhzhia #Ukraine #publicart
ロバート キャンベル50,938 görüntüleme • 17 gün önce

寝起き顔で失礼します。寝起き、と書きましたがキーウからウクライナの南部、ニプロ川に面した重工業の街ザポリージャ市に向かう寝台列車の中では、ガタンゴトンと揺れる車体で一睡もせず、朝を迎えたところでした。ザポリージャ市は、前線の街にもかかわらず、いやだからこそ文化政策に力を入れていて、今回、私をアーティストレジデンスに招聘してくれました。月末までそこに滞在し、取材を重ねながら文章を綴って帰る予定です 5月13日。薄曇り、気温14度。日記から抜粋します 5:35 夜が明けザポリージャ手前のニプロという大都市の駅に40分間停車。理由を告げるアナウンスはないが、行手の安全を確認しドローンの飛来を察知すると、全員を列車から降ろしバス移動に切り替えるということもあるらしい。その確認のためかもしれない。 6:48女性車掌に下車を指示されるも数分後に撤回する。 6:56発車。車掌曰く、ドローン飛来又は戦闘の警報が鳴ったために停車、解除されたので再出発したという。 6:56にニプロ川を渡る。 7:50 Synelnykove駅に停車。車内アナウスあり、急遽荷物を持たず下車せよという指示なので急いで列車を下りると、乗客全員が古い駅舎に向かっていっせいに駆け出している。機関銃のような音が聞こえ、ドローンが真上を飛んでいる音も聞こえ、乗客一同が無言で駅舎に駆け込んでからシェルターを探す。が、地下には狭い一室しかないので、そこに女性と子供と高齢者が降りていく。地上階で待っている間にドローンが打ち落とされたらしい。 らしい。駅舎の内側で待機し続ける。 8:44警報解除、乗客全員が列車に戻り、 9:04発車 10:15ザポリージャ駅に到着 10:35前線の街に入るため警察の身元確認が必須とのことで、下りた乗客を地下通路で待たせる。大変な人混み。後ろから負傷した男性を介抱しながら上がってくる人、兵士の家族を名乗る人々などを通す道を作って通している一般客、老人に手を貸すなど静かに協力しあっている群衆。市役所など当局の出迎えチームがホームまで来てくれていたのでパスポートを見せることなくそのまま出ることができました。 ドライバーのキリル、アートセンター職員のユリアとリザ、ザポリージャ州文化局長のアローナ、同乗していた市文化局のトップ、ユリア。手厚く丁寧に出迎え。
ロバート キャンベル79,086 görüntüleme • 28 gün önce

隠れ家的というか。均一的な金の匂いが充満する半世紀前のニューヨーク市ソーホー地区を思い出させる空間がザポリージャ市にありました。路上アーティストのカップルが根城にする #mlynplatform は、ソ連時代の古い鉄筋コンクリートビルを丸ごと1階分様々なジャンルのアーティストたちに制作や交流できる区画に割り当て、真ん中の広い部屋では音楽のライブを行い自由なロフト空間を維持しています そこで出会った路上アーティストのカップルは、仲間たちと一緒にガレージパーティーと言って、壁画の制作を有料イベントに仕立て、その上がりを前線で戦っている兵士たちを支援する団体に寄付しています。ザポリージャでは、若者たちの間でこういう即興制作フェスティバルみたいな催し物が流行っており、アートを介在した交流ができ、かつかなり鋭い意識で社会活動を重ねています。ウィットにとんだ表現そのものが面白くて街中に点々とあって愉快です %#zaporizhzhiacontemporaryartcenter #biruchiycontemporaryartproject
ロバート キャンベル30,497 görüntüleme • 15 gün önce

キーウ中心部にあるマイダン広場。ロシアによる名ばかりの「停戦」が終わり、昨日から続くドローン1600発の大規模攻撃が始まる直前にわたくしはここを訪ね、晴れた空の下で何人かの通行者や訪問者などに話を聞くことができました ロシアによる全面戦争が始まって以来、ここでは遺族をふくむ一般市民はかつ花壇があった土の中に斃れた兵士を弔う無数の手旗と肖像写真を立て、埋め尽くしてきました。自然発生的にできた巨大メモリアルだが、小ぶりな追悼拠点として始まり、年々増大化していて、日本でいえばお寺の墓地みたく砂利を敷いた小道もでき、部隊ごとの「区画」が現れたりと、市当局の統制を受けることもなく自由で秩序なき民間感情の発露として変化を続けています 2023年、そして昨年の夏と比べても、密度が数倍に膨れ上がっているようで、圧倒されました #Kyiv #Maidan #IndependenceSquare
ロバート キャンベル44,519 görüntüleme • 1 ay önce

着いた翌日、創立125周年を迎えるザポリージア工業大学のキャンパスを訪問しました。出迎えたのはナタリア・フルマノーヴァ先生という、電子通信が専門の教授で学部長を務められる方でした 先生の研究室が置かれた棟の3皆に上がると、何もありません。一棟は昨年7月7日10:00に、ロシアから打ち込まれたドローンによって木っ端微塵に破壊されてしまったのでした。現場を案内をしてもらうと、その日、火の海に包まれた上層3階分が壁も天井も機材も学生がたむろした研究室も見る影もなく、今も火災臭がただ漂うばかりでした ここが教室だったのか、と思うと、わたくし波慄然としました。幸い夏休みとあって学生も教員も無事でしたが、ナタリア先生いわく「自分の1番好きな居場所」が一瞬に掻き消されてしまったわけです。対話の記録から、先生が当日のことを語ってくれた内容を抄訳します 「その日のことをよく覚えています。2025年7月7日、私にとって記念すべき1日でした。というのも、その日がたまたまキーウで勉強している長女の18歳の誕生日だったのです。彼女に電話をして、お祝いを伝えました。 それから大学に向かいました。たいてい10時になると、私は同僚と一緒にコーヒーを飲みます。でもその日は別の場所に立ち寄る用事があって、遅れたのです。ちょうど10時に、ものすごく大きな爆発音が聞こえました。ロシア軍がこの建物の側面を直撃したのです。 呼ばなかったのに、学生がおおぜい私たちを助けようと駆けつけてくれました。なんとか復旧しようと頑張ってくれたんですね。しかし結局ラボを失ってしまい、今では授業もできません。攻撃を受ける前はいろんな種類の研究やプロジェクトを行っていました。ロボティクス、オートメーション、電子通信などに取り組んでいました。また、学生たちと一緒に新しいUTVやロボット、自動車、さまざまなおもちゃを作るとか、わくわくするような科学研究に集中していました。でも今では、研究室が破壊されてしまったこと、そしてやはり学生たちにとって安全じゃないから、それらの活動はすべて封印されています。危険をともなうなら学生たちを連れて来ることはできません。 毎晩街はシャヘド・ドローンの攻撃を受けます。その状況はもう4年以上続いています。楽ではけっしてないのですが、どうして自分たちがここでこれをやっているのか、つまりなぜここにいるのかは、はっきり分かっています 多くの同僚は他の国や別の都市に移っていきました。しかしここは私の街であり、私の国であり、私の大学、そして私の学生たちがいる場所です。だから私はここでこうしている以外ないんです。彼らを支えなければなりません」 #zaporizhzhia #zaporizhzhiacontemporaryartcentre #zaporizhzhiapolitechuniversity
ロバート キャンベル29,387 görüntüleme • 25 gün önce

ヴィタリー・ビロジール君とは昨年の夏、写真家ヴェラ・ブランシュさんの紹介でキーウで初めて会いました 刊行されたばかりの彼の詩集を手にして東京へ帰り、文通を続け、ついに数日前のことだがキーウで再会できたのです。丸一日、一緒に市中を歩き回りました。ヴィタリー君にとって大切な場所をいくつか巡りながら、繊細で透明な彼のレンズを通して首都キーウのマップを彩り豊かに描き換えることができました 今年23歳。ロシア占領下地域の図書館に向けてウクライナ語の書籍やパソコンなどを送り支援する慈善団体のリーダーを務め、キーウではビブリオバスという移動式図書館を立ち上げるなど、何足もの草鞋をはく注目すべき若手の文学者です ビブリオバスとは、自律的に運用できる移動式「無敵拠点」として機能するようデザインされたバスのことです。リチウムイオンバッテリー、Webasto製暖房システム、インバーター、マルチメディア機器などを搭載しています。キーウ州の遠隔地、病院、療養所、ウクライナ防衛隊員のためのリハビリテーションセンターなど、50か所以上の移動サービス拠点を設け、書籍とインターネット閲覧、そして暖かい空間へのアクセスを人々に提供しています 戦時下、文学者であると同時に市民活動家であることが、縫い目なくヴィタリー君の日常を作っている実態に深い感動を覚えました #VitaliiBilozir #UkrainianLibraryRenaissance #Bibliobus #LesyaUkrainkaLibrary #Kyiv 占領下地域図書館を支援する団体への寄付⤵︎
ロバート キャンベル14,942 görüntüleme • 29 gün önce

ロシア軍による原子力発電所の占領で知られる激戦地ザポリージャで創作活動を切り上げ、そのまま昨秋東京へ直行したウクライナ人の女性アーティスト、ヴェラ・ブランシュさんが都内初の個展を開催中 ここ数ヶ月、奮迅の勢いで作り上げてきた作品に様々な思いが込められているようです。死への怖れ、散乱した「戦前」世界への決別、体の芯まで染み付き離れない戦争の影とわずかに見出された光、60年代の日本前衛絵画との出会い、平和の国日本で出会う人々への感謝と戸惑い、などなどです 昨晩、個展のキュレーションをしたわたくしとアーティストトークの対談を行いました。静かな発見と感動に満ちた時間でした ヴェラ・ブランシュ個展《重力》は入場無料、19日まで下北沢のアートスペース「砂箱」でご覧頂けます。作家は午後15:00頃から在廊とのことです #よろしかったらシェアも🙏
ロバート キャンベル25,332 görüntüleme • 1 ay önce

戦前ウクライナのソ連時代。ドニプロ川に水力発電所が建造されることを契機として全国から労働者が結集され、ザポリージャ市はソ連全域を代表する重工業の街に変貌します 建築博物館長のミハイラさんの案内でラウンド・ハウスと呼ばれる1930年代建設の労働者向け住宅を訪ねました。構成主義(コンストラクティヴィズム)様式の代表作で、鉄とガラスの幾何学的構造が1世紀近く、時代と人々の暮らしの激変を静かに見守っているようでした #MykhailaMordovskoi #zaporizhzhia #zaporizhzhiacontemporaryartcentre #zaporizhzhiaroundhouse
ロバート キャンベル10,668 görüntüleme • 25 gün önce

今年の春、東京で出会ったアーティスト、ニキタ・カダンさんの個展を訪ねました キーウの中心部から地下鉄で30分ほど走ったところで、かつて博覧会会場だっただだっ広い公園のへりに建つパビリオン。近づくと、「本日閉館」とのことでした(旅人の確認不足で…) 裏に回ると警備員が1人腰をかけて喫煙中。公園に連れてきてくれたヴィタリー君という若い詩人が彼に話しかけ、日本からわざわざ来ているから少し中を見せてもらえないか、と交渉してみると警備員は上司らしき人に電話をかけ、確認をし、結果「よろしい」ということでがらんとしたギャラリーに案内してくれました その警備員はスタニスラヴさんと言い、技術系の仕事をしていたが戦争勃発で志願をしてチェルノブイリ近くの前線で左足を負傷させ、退役したと言います。同じ足を10数年前の戦闘で一度負傷し、また今度の戦争で大きな怪我を負い国費で義足ができることを待っているらしい。前線で共闘した国際部隊があって、サッポロから来たといい日本人の2人の同志がいて仲良くしていたという自分の過去を語りながら、戦争によって切断された人体、記憶、国家、領土などに取材して作られた作品を丁寧に案内してくれました 偶然とは思えない巡り合わせで親切な警備員の個人史を知り、静かな館内で写真と動画を自由に撮ることができました ニキタさんの展示はじっくり観る価値がありました。英語併記の挨拶文があったので、結びの一文を紹介します 「戦争の中に留まるとして、安全な場所から独りよがりの平和主義には甘んじず、戦争の現実とその具体的な要求を受け入れながらも、戦争そのものを憎むことをけっして忘れてはならないこと。戦争状態を新たな「日常」に変えてしまう習慣を固めてはいけない」 #nikitakadan #vitaliibilozir #ukrainiancontemporaryart
ロバート キャンベル12,770 görüntüleme • 1 ay önce