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yuzuka@エッセイスト

@yuzuka_tecpizza136,372 subscribers

物書き×株式会社ハルビナ・合同会社薄明舎の代表取締役。結婚相談所Cotonone・新しい形の自死防止啓発サイトを運営中。元精神科看護師と夜職の経験から、他者の人生を深掘りすることを生きがいとする。著書「埋まらないよ、そんな男じゃ。」他3冊。「五反田ほいっぷ学園」「愛の炎罪」等原作脚本。密着や体当たり取材も得意。

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ほらな、でしかない。性産業の人間を“キラキラした存在”として扱うこと。その罪深さは単なる「多様性」では片付けられない。あの場所にいた人間は、表に出ても二度とキラキラはできない。むしろ、ある程度の差別を受けるべきだとさえ思う。これを言うと必ず叩かれるが、私の存在意義はまさに「差別される」ことにある。 今の世には、業界の黒い部分を伝える人が少なすぎる。本来は、すべてを知ったうえで覚悟を決め、選択することが必要だ。 風俗嬢やAV女優は、普通の仕事とは違う。業種によっては、誰もいない相手の部屋で無防備な全裸になることさえある。AVの場合は、自分の恥部が永遠にデジタルタトゥーとして残る。ビデオテープで済んだ時代とは訳が違う。 店で働くなら命を奪われるリスクもある。体を重ねるだけで、性病のリスク、将来的に不妊症になるリスク、反対に妊娠のリスクも避けられない。そしてメンタルヘルスの問題。性産業ほど自死に直結する職業を、私は知らない。 そして運よくそれらをすり抜けたとしても、業界から「綺麗に」離れるのはとても難しい。綺麗に離れる、というのはいろんな意味でね。 今の業界は、その危険をオブラートに包み、覚悟をさせないまま無闇に誘い込む宣伝が多すぎる。実際の接客内容や給料でさえ、踏み込んでからしか分からない。AV出演のリスクを説明しない。「女優や作家やモデルになるための一歩」? なるはずがない。生まれるのはあくまで「元AV女優」「元風俗嬢」だ。 嘘八百の誇大広告、業種を偽ったダミー店。安易な顔出しの強要。大々的に女の子の顔を使った広告。ランウェイをちらつかせて服を脱がせるスカウトマン。リスクなんて二の次で「簡単に稼げるキラキラ業界」として打ち出す街宣トラックやメディア。 現実には傷ついて苦しみ、後悔する女の子が多いのに、それは隠され「無いもの」とされている。そして取り返しのつかないことが起きたとき、彼女たちにかけられる言葉は、「それくらい覚悟してたんでしょ?」「自業自得」「そういう仕事だから仕方ない」。そのとき「そんな覚悟なんてしてなかった」と訴えても、誰も聞く耳を持たない。 そして実際に性産業の過去が響いてくるのは、辞めたあとだよ。私自身、記事を書くたびに書き込まれるのは「肉便器だったくせに」。大手メーカーとのタイアップが土壇場で過去の職歴のせいで無くなったこともある。興信所で過去が発覚して結婚が破談になった女の子もいる。子どもの幼稚園の面接に落ちた母親もいる。 体を売った事実は、晒した記録は、無かったことにならない。 それを軽い気持ちで踏み込むのは間違っている。覚悟を持たずに飛び込むのは絶対に違う。 業界を無くせとは言わない。ただし、キラキラさせるな。リスクを隠したまま引きずり込むな。覚悟をしてから働ける仕組みを作れないなら、やるべきではない。 「若い時に稼げるだけ稼いで、ランウェイに出て…綺麗に引退してモデルや女優へ」 そんなに甘くない。それが現実だ。

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ほらな、でしかない。性産業の人間を“キラキラした存在”として扱うこと。その罪深さは単なる「多様性」では片付けられない。あの場所にいた人間は、表に出ても二度とキラキラはできない。むしろ、ある程度の差別を受けるべきだとさえ思う。これを言うと必ず叩かれるが、私の存在意義はまさに「差別される」ことにある。 今の世には、業界の黒い部分を伝える人が少なすぎる。本来は、すべてを知ったうえで覚悟を決め、選択することが必要だ。 風俗嬢やAV女優は、普通の仕事とは違う。業種によっては、誰もいない相手の部屋で無防備な全裸になることさえある。AVの場合は、自分の恥部が永遠にデジタルタトゥーとして残る。ビデオテープで済んだ時代とは訳が違う。 店で働くなら命を奪われるリスクもある。体を重ねるだけで、性病のリスク、将来的に不妊症になるリスク、反対に妊娠のリスクも避けられない。そしてメンタルヘルスの問題。性産業ほど自死に直結する職業を、私は知らない。 そして運よくそれらをすり抜けたとしても、業界から「綺麗に」離れるのはとても難しい。綺麗に離れる、というのはいろんな意味でね。 今の業界は、その危険をオブラートに包み、覚悟をさせないまま無闇に誘い込む宣伝が多すぎる。実際の接客内容や給料でさえ、踏み込んでからしか分からない。AV出演のリスクを説明しない。「女優や作家やモデルになるための一歩」? なるはずがない。生まれるのはあくまで「元AV女優」「元風俗嬢」だ。 嘘八百の誇大広告、業種を偽ったダミー店。安易な顔出しの強要。大々的に女の子の顔を使った広告。ランウェイをちらつかせて服を脱がせるスカウトマン。リスクなんて二の次で「簡単に稼げるキラキラ業界」として打ち出す街宣トラックやメディア。 現実には傷ついて苦しみ、後悔する女の子が多いのに、それは隠され「無いもの」とされている。そして取り返しのつかないことが起きたとき、彼女たちにかけられる言葉は、「それくらい覚悟してたんでしょ?」「自業自得」「そういう仕事だから仕方ない」。そのとき「そんな覚悟なんてしてなかった」と訴えても、誰も聞く耳を持たない。 そして実際に性産業の過去が響いてくるのは、辞めたあとだよ。私自身、記事を書くたびに書き込まれるのは「肉便器だったくせに」。大手メーカーとのタイアップが土壇場で過去の職歴のせいで無くなったこともある。興信所で過去が発覚して結婚が破談になった女の子もいる。子どもの幼稚園の面接に落ちた母親もいる。 体を売った事実は、晒した記録は、無かったことにならない。 それを軽い気持ちで踏み込むのは間違っている。覚悟を持たずに飛び込むのは絶対に違う。 業界を無くせとは言わない。ただし、キラキラさせるな。リスクを隠したまま引きずり込むな。覚悟をしてから働ける仕組みを作れないなら、やるべきではない。 「若い時に稼げるだけ稼いで、ランウェイに出て…綺麗に引退してモデルや女優へ」 そんなに甘くない。それが現実だ。

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