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インド、5000年の歴史を持つ搾油機。 インドの農村で今も現役で使われている搾油機「Bullock Chekku」。 インダス文明以来の歴史があり、畜力による低温圧搾で油は高品質。 アーユルヴェーダや寺院の聖油などに用いられ、今も富裕層に人気のプレミアムオイルです。
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この搾油機は、石臼と杵を用い、杵を牛がゆっくりと回転させることで搾油を行います。構造はシンプルで、インドの牛の飼育が盛んな文化と非常に相性の良い搾油機です(インドの牛の飼育頭数は2022年現在、ブラジルに次ぐ世界2位)。 1時間でおよそ5㎏の種子を搾ることができ、搾油時の温度はおよそ

45℃。 低温圧搾のためビタミンやポリフェノールが保持され、酸味や渋みが少ない香り高いオイルが作られます。 およそ5000年前のインダス文明の遺跡からも臼や種子が出土しており、少なくとも5000年以上の歴史があります。 現代的な搾油機に比べると搾油量はおよそ半分ですが、その分販売価格は高く、

今でもアーユルヴェーダの発祥地であるケララ州、南東部のタミル・ナードゥ州、そしてインダス文明の地、北西部のラージャスターン州などを中心に、今もこの搾油機は多く見られます。 とはいえ、独立以前から比べるとここ80年程でその数は半減したと言われています。 というのも、近代化により

農村に電力や機械の導入が進み、搾油機がエンジン式などに切り替わった所が出てきたためです。 しかし、エンジン式は搾油量は多いものの、やはり香味は畜力の方が勝るようで、今でも畜力で絞った油は都市部の富裕層や印僑(海外在住のインド系の人々)に根強い人気があり、高値で取引されています。

さらに、近年の牛の飼育コストの上昇も追い打ちをかけているとも言われています。 ちなみに、Bullock Chekkuを用いる際には、搾油の技としてパームシュガーなどを加えるなどの職人技も見られます。 Chekkuはタミル語で「搾油機」、Bullockは英語で「去勢牛」を表しており、名前そのままですね。

一方、タミル語話者が少ない北西部(ラージャスターン州など)では、Kacchi Ghaniと呼ばれていて、いずれにしてもインドのかなり広い範囲で長年にわたり一般的に使われていたものと言えそうです。 サステナブルな食品と言えそうですが、牛の飼育コストや動物福祉などの課題も抱えているようです。

①ケララ州 TUBS, CC BY-SA 3.0 < via Wikimedia Commons ②タミル・ナードゥ州 फ़िलप्रो (Filpro), CC BY-SA 4.0 < via Wikimedia Commons ③ラージャスターン州 फ़िलप्रो (Filpro), CC BY-SA 4.0 < via Wikimedia Commons

最初に砕いている丸いものはなんだろう…?これこそが搾油の技のパームシュガーですか? エンジン式では質が劣るとの事ですが、5000年の歴史の間にこれがベストだ!と決まった事に勝るのは難しいことですね。

私も、恐らく最初のがパームシュガーなのかなと思いました。 他にも色々入れることはあるようですが、一番一般的なのがパームシュガーらしいです。 そうですね。一応、栄養価や香味でそのように言われていますが、搾油量や味があっさりしていて使いやすいなど機械搾油にも利点はありますね。

現代の検査技術で言うと本当に”コウヒンシツ”なのだろうか?5000年前の技術で作る油は本当に高品質なのだろうか?低温圧搾は確かに”良い油”を作るには良い方法らしい。化学的抽出方法は化学残滓が多いと効く。 ちなみに、当方はオーリーブオイル愛好家でもあります。

ビタミンや香味で言うと好まれる(そういった意味で高品質)、ということですね。油としての純粋さ(不純物が混入していないなど)品質も色々な見方がありますね。 化学的抽出もそれはそれでメリットも多々。 オリーブオイル良いですね。私も良く使います。熱を加えても生でもいけるから便利。

