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政府の治安維持部隊がライフルで撃ってくる中で革命軍の銅像に登って革命前の国旗を掲げる男、これもうイランのタンクマンだろ。

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【混迷するイラン情勢】トランプ氏の“出口戦略”は? | ▼革命防衛隊はイランを統率していく存在になる? 慶應義塾大学 田中浩一郎教授 「これは軍事組織として機能していればということ。基本は軍隊、親衛隊みたいなものから発生し、さらにイラン・イラク戦争中に国土を守るために多大な血を流した組織。その点においては強固なつながりがあり、イランの国内の経済的な分野でもさまざまな利権を持っている」 「組織力などを見ても、そこらの政治組織よりもはるかに全国津々浦々にその影響力が及ぶ。だから、機能している間であれば、例えばこの先軍事クーデターのような形での役割を担う、あるいは自らそのように打って出ることが想定される」 「ただ、ここまで徹底的に破壊されていくと、頼みの綱である『武力を使って治める』というスタイル自体がもう使えなくなる。そうなると、彼らには国民から見たら憎しみの対象にどんどん変わっていくため、あまり将来がないかなと」 ▼ハメネイ師の後継者として有力候補・次男のモジタバ師はどんな立場の人物? 慶應義塾大学 田中浩一郎教授 「私はあまりこの人については肯定的な評価はしていない。表で演説をするとか、いわゆる公職に就いたことがない。イランの最高指導者や政治家も含めて、人々の前で話をする、自分の考えていることを伝えることは極めて大事な政治のスタイル。それがないので、声も普通の人には届いていない」 「その人がいきなりトップと言われても、ピンとこない。今の体制自体が世襲制であった王制を倒して、それを批判して倒してできたものなので、ここで世襲のようなことをしてしまったら、自らの存在をまたここで否定することにもなりかねないという問題もある」 ▼革命防衛隊とアメリカが直接ディールする可能性は? 明海大学 小谷哲男教授 「この軍事作戦自体は、トランプ氏がこの作戦を起こせばイランの民衆が放棄するという期待を持ってやった。4日、5日経ってもなかなかそうはいかないということで、政権内では新たな宗教指導者がトップに立った場合と、それから革命防衛隊がカウンターパートになるシナリオを考え始めているというようだ」 「特に革命防衛隊に関しては、経済的な利益をちらつかせればうまく交渉ができるのではないかという甘い見方も政権内では一部出ているようだ」 「これは新しい情報だが、第三国の情報機関を通じて、イランからアメリカの方に停戦の申し出が出ている」 「中身としては弾道ミサイル、それから第二勢力への支援をやめる。その代わりイランの体制を維持させてほしいということを提案しているようで、トランプ政権はまだ半信半疑。これが新しい指導者が誕生したときに同じような提案が出てくるのかどうかを見極めているところ」 ▼イラン側からの停戦の働きかけはあり得る? 慶應義塾大学 田中浩一郎教授 「ここまで破壊が進んで、軍としての攻撃能力、反撃能力も損なわれたということになると、あるのは本土決戦を誘うか、日本でいうポツダム宣言的な非常に不利な条件で白旗を上げるしかなくなる」 「それに至る手前のところで条件を出して、アメリカが望むような、あるいはアメリカをある程度満足させることができるような要となるポイントを突けば、トランプ氏もディールに乗るのではないかということは思ってもおかしくはない」 ▼CNNは『CIAがイラン国内で民衆蜂起を扇動する目的でクルド人武装組織への武器供与を進めている』と報道 クルド人…『国を持たない世界最大の民族』 →主にトルコ、イラン、イラク、シリアなどの山岳地帯に住み、人口は推計2500万〜3500万人 各国で差別・迫害を受け、住む国によっては自治政府や武装勢力を持つ。イラン国民のうち1割がクルド人でイランにもクルド人反体制武装組織が存在 慶應義塾大学 田中浩一郎教授 「まず、イランはイラン国内にいる様々な少数民族、特にクルド人とバルチ人のように分離独立主義を掲げているグループに対しては、非常に神経をとがらせている。クルド人反体制武装組織はイラン国内では当然追い詰められるので、イラクや他のところに逃げて、そちらに拠点を持っている」 「これらの組織がアメリカとイスラエルによる攻撃が始まるよりも前に、お互いにいがみ合ってきたが、突然合同会議を開いて共同の武装部隊をつくることで合意したという知らせも届いていたので、何かあったんだろうなということが見えてはいた」 「おそらくイスラエルがもともとこういったクルド人組織とは近い関係にあるので、その調停などを場合によってはお膳立てしたことが考えられる」 Q反イラン政府の受け皿にはなり得ない? 「少数民族だし、武装組織はまず分離独立を主張している。クルディスタンという自分たちの国を作るんだということだが、これはやはり禁じ手。イランだけではなくて、イラクとシリア、さらにはトルコに広がっていて、どの国もクルド人の分離独立主義には手を焼いてきたという歴史がある」 ▼トランプ政権の“出口戦略”は? 明海大学 小谷哲男教授 「トランプ大統領としては、軍事作戦を起こせばイラン国内から革命が起こるということを期待していて、それが出口戦略だった。しかし、なかなかうまくいきそうにないと分かってきたので、まさにこのクルド人部隊を投入してイラン国内を混乱させるというような案も出てきているわけだが、トランプ大統領は本当に戦略を立てない人」 「常に目の前で動いているものを見て、何か動かせそうだ、自分に有利になりそうだというものを直感で判断して物事を決めていくというタイプ。よく言えば柔軟に物事を考えるが、悪く言えば行き当たりばったり」 「まさにイランからの停戦の申し出、これも今一つの駒になっているので、これも動きそうだとなれば今の体制とも手を結んで、イランの国民の自由は無視するということも十分あり得る 」 ▼イランは地上戦を目論んでいる? 慶應義塾大学 田中浩一郎教授 「可能性はある。イラン側が、仮に和睦を求めている、停戦を求めているが、アメリカもイスラエルも乗ってこないのであれば、体制転換のために最後は地上部隊を出さなければいけないはずだとイランも踏んでいる。地の利がイランの方には確実に回ってくるから、もう少し対応ができるのではないかと考えていると思う」

報道ステーション+サタステ

10,945 views • 5 months ago