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沈黙は決して消えない #サイレントソルトクッキー #shorts 沈黙の地、巨大な月光の下で冷たい剣を振るう🧂サイレントソルトクッキーがついに登場! #クッキーランキングダム

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異世界アイドル☆パラレルパレード NEO AKIBA ARCHIVE LOG R-18 ―沈黙― 鉄扉が閉じた直後、地下水路の奥まで低い衝撃音が響いた。 一度。 水面が震え、グンソは振り返る。 二度目の音が響いた。 「戻る」 踵を返したグンソの腕を、ソンミンが掴んだ。 「戻ってどうする」 「ムジンを置いていけるか!」 「置いていくんじゃない。あの人がお前を通したんだ」 「それでも!」 「戻れば、あの人の命令を無駄にする!」 グンソの拳がソンミンの胸を打つ。それでもソンミンは腕を離さなかった。 「生き残れって言われただろう!」 その言葉に、グンソの動きが止まる。 三度目の衝撃音が鳴った。 今度は、遠かった。 ムジンがまだ戦っているのか。もう倒れたのか。誰にも分からない。 テジュンは胸元の記録片を青紫の灯へかざした。焼け焦げた金属片に、わずかな文字が浮かぶ。 《対象名……ソナ》 《収容確認》 《移送記録……あり》 《登録抹消……未完了》 グンソの呼吸が止まった。 ソナは、確かにそこにいた。 名前を奪われ、番号へ変えられ、記録から消されかけていた。それでも完全には消えていなかった。 ムジンが守ったのは、記録片ではない。 ソナが生きていたという事実だった。 「……ソナだけじゃない」 テジュンが記録片の端を示す。そこには、他にもいくつもの番号が並んでいた。 同じ施設へ送られた人間たちの痕跡。 グンソは記録片を握りしめる。 「行くぞ」 ソンミンが言った。 「ムジンは?」 誰も答えられなかった。 やがてグンソは、鉄扉から視線を外した。 「ソナを連れ出す」 低い声だった。 「それだけじゃない。この記録に載っている全員を、消させない」 五人は地下水路の奥へ進んだ。 誰も振り返らなかった。振り返れば、歩けなくなる気がした。 * 地上では、青紫の灯がひとつずつ消えていた。 煙の残る路地の中央で、ムジンは片膝をついていた。外套は裂け、肩と脇腹から血が流れている。それでも姿勢を崩していなかった。 目の前には、かつての弟子。 銃口は、ムジンの胸へ向いている。 その隣には、二メートルを超える男が立っていた。ムジンの最後の一撃で傷ついた頬から、血が静かに流れている。 「記録片の出所をお聞きします」 ムジンは黙っていた。 「地下水路の経路でも構いません。協力者の名前でも」 返事はない。 男は穏やかに首を傾けた。 「沈黙は、たいへん誤解されやすい選択です」 ムジンはゆっくりと立ち上がった。 「……お前たちに渡す名前はない」 男の微笑みが深くなる。 ムジンは、かつての弟子を見た。 「お前は、まだ戻れる」 銃を持つ手が震えた。 一瞬だけ、少年の顔が戻る。 だが、黒い制服の男は目を伏せた。 「その呼び方は、もう必要ありません」 「そうか」 ムジンは静かに答えた。 「ならば、もう何も言うな」 銃床が振り下ろされた。 青紫の灯が、またひとつ消えた。 * ムジンが目を開けると、そこに窓はなかった。 白い壁。低い天井。床に固定された椅子。壁際には、用途の分からない金属器具が整然と並んでいる。 男は机の向こうに座っていた。 「もう一度だけ確認します。記録片の出所は?」 ムジンは答えなかった。 「協力者は?」 答えなかった。 「地下へ逃げた者たちの行き先は?」 ムジンは顔を上げた。 唇は切れ、片目は腫れている。それでも、何も渡さなかった。 男は紙を閉じた。 「たいへん頑固な方ですね」 ムジンは目を閉じる。 男が立ち上がった。 「それでは、特別な尋問へ移りましょう」 扉が開く。 廊下の向こうから、複数の足音が近づいてきた。 ムジンは連れていかれる。 最後まで、誰の名前も呼ばなかった。 扉が閉じた後、男は机へ戻り、書類へ記録を書き込んだ。 《対象:ムジン》 《供述:なし》 《協力者情報:なし》 《記録片の出所:未確認》 《処置区分:特別尋問へ移行》 紙の上で、墨がゆっくりと乾いていく。 その下にある名前だけが、まだ消えずに残っていた。 ――ムジン。

Rain Konno | 境界の外側

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