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湾曲しているのはNASAのレンズだけだ

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【NASAに依頼されツァイス社が製作したF0.7レンズと使用されたシーンについてキューブリックが語る】 「あれはNASAが開発したレンズだが、私のミッチェルにしか付けられない。あのレンズを付けるためにはカメラを改造し、幾つか部品を取り外さなければならなかった。なにしろ、レンズの末端とフィルムの膜面との距離は二、三ミリしかなく、シャッターの羽根がやっと入ったのだから。いろいろと制約の多いレンズだった。ピントを送るのも大変だった。私のカメラマンは、閉回路テレビを使ってピント合わせをした。 撮影カメラが狙っている俳優の真横にテレビカメラがあって、その映像がカメラマンの手元にあるモニターに映し出される。彼はモニターのブラウン管に縦の平行線を何本かグリースペイントでかきこんだ。俳優が何インチ動いたか、その線から読み取ろうというわけだ。こうして緻密なピント送りであの映像が写された。しかし、今ではフィルムの感度が高くなっているから、F1.4のレンズで十分だろう。絞りの目盛りはF1.4の次が0.95、その次が0.7だから、二目盛り分フィルム感度を上げればいい」(雑誌『イメージ・フォーラム』1988年6月号より引用)

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