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部員たちの死角をついた卑劣なセクハラ指導 千川 とわ / センガワ トワ 中条りの🐮

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「今までありがとう」 父親のスマホに届いた 最後のLINEだった。 そのひと言を最後に 碧は学校から帰ってこなかった。 2017年12月26日、冬休み。 東京都板橋区の城北中学校に通う 加藤碧さん(当時13歳)は 補習と部活のために登校した。 そして 教員3人から「指導」を受けた わずか15分後に命を絶った。 碧さんはどんな子だったのか 小学校の卒業式でこう宣言していた。 「毛利衛さんのような、宇宙飛行士になります!」 宇宙が好きで、 水泳部に入り、 熱心に練習に取り組んでいた。 明るくて、責任感が強かった。 だから、クラスのためにと思って ある行動をとった。 それが、死の引き金になった。 何をしたのか 終業式の日、水泳部の顧問が 年賀状用に自分の住所を部員に教えた。 碧さんは顧問が教科担任でもあったため、 クラスのためになればと思い、 その住所をクラスのグループLINEに共有した。 悪意は、なかった。 しかし顧問は激怒した。 「俺の住所を 電話ボックスに貼ったのと同じだ」 怒鳴りながら、指導した。 第三者委員会は後にこれを 「一方的で威圧的な指導」と認定した。 翌日 当日の指導が始まった。 ゲームセンターでの金銭紛失に関する 苦情が学校に届いた。 教員Xが碧さんを呼び出した。 碧さんは関与を否定し続けた。 数分後、教員Yが加わった。 「碧が関与している」ことを前提に、 尋問が始まった。 さらに教員Zが場当たり的に加わり 3人による「指導」が始まった。 第三者委員会の報告書は こう記している。 「教育的指導というよりは、 まさに犯罪を行った犯人を捜すかのような手法」 「心理的圧迫と不安感、 恐怖心を煽った」 2日間、犯人扱いされた。 否定し続けた。 誰も信じてくれなかった。 指導を受けた15分後 碧さんは逝った。 学校は何をしたのか 父・健三さんが学校に真相を問い質した。 しかし学校は 指導との因果関係を否定し続けた。 認めなかった。 謝らなかった。 報告書も公開しなかった。 再三の交渉の末、2019年に ようやく第三者委員会が設置された。 2022年1月 最終報告書が父・健三さんに手渡された。 「一連の指導には一定の問題があり、 自死との間に事実的因果関係がある」 しかし 学校は報告書の一般公表を拒否した。 息子が死んでから49ヶ月。 4年以上かかって、 やっとそう認めた。 そして、誰にも知らせなかった。 🔴 判決と処分 教員3人への刑事罰なし。 学校からの公式謝罪なし。 報告書の公開なし。 誰も、裁かれなかった。 2023年5月 健三さんは文科省で実名会見を開いた。 碧さんの同級生たちが 高校を卒業したタイミングで 息子の名誉のために、公表を決意した。 健三さんはこう語った。 「指導死という言葉なので、 子どもが悪いことをしたんでしょって 一言で片付けられる。 死ななければいけないほどの、 追い詰められなければいけないほどの 何かをしたのか」 そして、静かにこう続けた。 「食事も5食必ず作って、 うちは絶対にずっと5人家族なんで。 お店に入って 『4名様ですか』と言われると」 碧さんの夢は 宇宙飛行士だった。 住所をLINEでシェアした13歳が その夢を持ち続けることを 3人の教員が、奪った。 文科省は2023年度の調査から ようやく「指導死」という項目を新設した。 それまで 子どもの自殺の約6割が 「原因不明」とされていた。 指導死はその 「原因不明」の中に ずっと隠されていた。 加害者に罰はなく、 報告書は非公開のまま、 「解決」とされた。 碧さんの夢は「宇宙飛行士」だった。 グループLINEに住所をシェアした たったそれだけで、 15分後に逝った。 あなたは、 教員3人が誰一人裁かれなかったことを どう思いますか。

Ajay Verma (アジャイ・ヴェルマ)

2,941,840 views • 4 months ago