
SAMURAIバンカー
@investerbank • 14,236 subscribers
現役銀行員が本気で解析する話題。ぜひ、皆さんのご意見もコメントしてください。金融経済・株式・投資・政治・エンタメ・スポーツ
Shorts
Videos

「負けた瞬間に終わる青春なんて、たぶんない。」 2026年8月18日、甲子園。 熊本・有明高校の夏が終わった。 スコアは、0-1。 9回まで、0-0。 相手は優勝候補の健大高崎。 有明の斉藤は、強力打線を相手に一歩も引かなかった。9回裏、2アウト満塁。あと一本出れば終わる。甲子園全体が息を止めるような場面で、有明は踏ん張った。 三振。まだ終わらない。 延長10回、タイブレーク。 そして最後は、石田雄星主将の二塁への内野安打。三塁走者がホームへ滑り込んだ。1-0、サヨナラ。その瞬間、健大高崎の選手たちは歓喜の輪をつくった。 そのすぐ近くで、有明の選手たちは泣いていた。張り詰めていたものが、一気にほどけるように。 でも、この夏を「敗退」という二文字だけで片づけてしまうには、あまりにも濃すぎる。 有明はこの甲子園で、3試合連続の逆転勝ちを演じてベスト8まで駆け上がった。決して打ちまくって勝ってきたチームではない。準々決勝前のチーム打率は1割8分9厘。それでも、少ないチャンスを拾い、足を使い、粘り、最後まで勝負を諦めなかった。 しかも今年、熊本は地震に見舞われた。 だから彼らが背負っていたものは、 自分たちの勝ち負けだけではなかったのかもしれない。それでも高校生たちは、白球を追った。泥だらけになった。声が枯れるまで仲間を呼んだ。 一つのアウトに喜び、 一つのミスに悔しがり、 そして最後まで日本一を信じた。 高校野球には、残酷なところがある。 どれだけ努力しても、最後に笑って終われるのは一校だけ。ほとんどの3年生には、 必ず「最後のアウト」がやってくる。 でも、だから美しい。 朝早く起きて練習した日。 監督に怒られた日。 思うように打てず、一人で悔しがった夜。 仲間とくだらないことで笑った帰り道。 ベンチに入れなかった仲間。 アルプスから声を枯らした仲間。 毎朝弁当を作った家族。 遠く甲子園まで応援に来てくれた人たち。 その全部が、 最後の「ゲームセット」で突然、思い出になる。 今日、有明の選手たちが流した涙は、 負けた悔しさだけではないと思う。 「もう、この仲間とこの夏を戦えない」 その寂しさも、 きっと混ざっていた。 普通に生きていたら、 人生でこれほど何かに夢中になれる時間は、 そう何度も訪れない。 損得もない。 給料もない。 将来の保証もない。 ただ、甲子園に行きたい。 仲間と一日でも長く野球がしたい。 それだけのために、 高校生活の大部分を差し出す。 だから高校野球の涙は、 見ている大人の胸まで刺すのだと思う。 僕たちはもう知っているから。 そんなふうに何かだけを信じて走れる時間が、人生ではとても短いことを。 健大高崎は夏初のベスト4へ。 有明はベスト8で甲子園を去る。試合は延長10回、健大高崎の1-0サヨナラ勝ちだった。 勝った健大高崎には、 まだ夏の続きがある。 負けた有明には、 今日からそれぞれの人生が始まる。 でも何十年後、 仕事に疲れた夜も、 人生がうまくいかない日も、 仲間と集まればきっと言える。 「俺たち、あの夏、甲子園のベスト8まで行ったよな。」 その一言だけで、 18歳の夏へ戻れる。 それは優勝旗とは違う、 誰にも奪うことのできない勲章だ。 有明高校野球部。 日本一には届かなかった。 それでも君たちは、 普通に生きているだけでは決して手に入らない、一生ものの青春を手に入れた。 胸を張って、熊本へ帰ってほしい。 2026年、夏。 甲子園には確かに、 『有明高校』という、最高に熱いチームがいた。 #高校野球 #甲子園 #有明高校
SAMURAIバンカー18,369 次观看 • 15 天前
没有更多内容可加载