
瀬瀬賢
@masarusese • 24,024 subscribers
株式会社エクワインレーシング 代表&獣医師。「業界の未来をリードするプロフェッショナル企業をめざす」高い管理力を元に科学的根拠に基づいた最先端の調教および低酸素トレーニングを実行。2024年日本最大リハビリ牧場 「エクワインレーシング ヴィレッジ」をオープン
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【治療記録|Day33|クツシタヌゲタ】 6/16 ギプス交換8日後 容体に変化なし 悪い意味で、昨日から大きな変化はありません。 蹄葉炎による左前蹄の熱感と指動脈の拍動は、依然として残っています。 時折、左前を上げる仕草も見られます。 ヌゲタ自身に歩く意思はあるのですが 左前の痛みが強く、一歩目は「どっこらしょ」といった感じの重い歩きになります。 ホースライドブーツと蹄底のサポートも 蹄葉炎の進行を遅らせることはできても 止めることまでは出来ませんでした。 痛みを抱えながらも、ポリポリと美味しそうに草を食べるヌゲタの姿を見ながら 背けることのできない暗い未来も想定しなければならない。 そう考える一日になりました。
瀬瀬賢315,446 views • 1 month ago

【セレクションセールの開催】 セールに先駆け、オンラインではすでにレポジトリー(Repository)の閲覧が可能となっています。レポジトリーには34枚のレントゲン画像と内視鏡動画が収録されており、購買前に確認することができます。 これは「見えないリスク」が大部分を占める育成・競走馬ビジネスにおいて、少しでも「見えるリスク」を減らし、市場の透明性を高めることを目的とした取り組みです。世界で20年以上前から行われているスタンダードなシステムでもあります。 レポジトリーを見ていると、披裂軟骨外転不良、DDSP、骨折、骨片、OCD、ボーンシストなど、何らかの所見を認める馬は決して珍しくありません。 しかし、「所見があること」と「競走能力に影響すること」は、必ずしも同じではありません。 そして「脚が速いかどうか」を判断する視点とは、まったく別の問題です。 レポジトリーを見続けていると、異常所見を探すことに意識が集中し、「速く走る馬を見つける」という本来の目的を忘れてしまうことがあります。 例えばボーンシストでは、多くの獣医師は「購買に適さない馬」と評価するかもしれません。しかし、そのリスク以上に価格が下がるのであれば、投資対象としては「購買に適する馬」という真逆の評価になることもあります。 また、安静時内視鏡検査で認められるDDSPは競走時のDDSPと必ずしも相関するわけではありません。その原因が構造的な問題なのか、あるいは検査時の緊張による一過性のものなのかで評価は大きく変わります。これは実際に数多くの内視鏡検査を行い、競走成績まで追跡してきた経験がなければ判断が難しい領域です。 つまり重要なのは、「健康な馬を探す」のではなく、「速く走る可能性の高い馬を探す」という視点です。 その視点に立つと、レポジトリーの見え方は大きく変わります。 私たちエクワインレーシングでは、年間約600頭(レントゲン画像2万枚以上)のレポジトリー評価を行っています。国内外の文献から得られるエビデンスに加え、自社で育成してきた数多くの経験を「秘伝のタレ」のように積み重ね、さらに二次診療施設から最新の治療法や予後、治療費に関する情報を継続的にアップデートしています。 「主治医にはNOと言われた。でも、どうしてもこの馬を買いたい。」 そんな時のセカンドオピニオンもお受けしています。 セール会場には、瀬瀬・福田・門脇の3名の獣医師の常駐を予定しています。 皆様が納得のいく一頭と出会えるように。
瀬瀬賢39,801 views • 7 days ago

【治療記録|Day23】 6/6 ギプス交換8日後 右前肢を前に出せるようになりました。 引きずるのではなく、自分で肢を引き上げて前に出せます。 とても良い変化です。 馬房内での動きも、数日前には考えられないくらい良くなっています。 しかし、四肢の指動脈は張っています。 両後肢の蹄冠部には、凹みも確認できます。 蹄葉炎については、依然として非常に心配な状態です。 ギプスで手術部位そのものは見えませんが 右前肢を自分で動かせるようになってきた様子からは、骨折部に関しては順調な回復に感じます。 食欲と表情は変わらず良好。 ここからは、蹄葉炎との戦いかな? 前向きにいこうね。 届け!元気玉☀️
瀬瀬賢82,905 views • 1 month ago

【治療記録|Day17】 5/31 ギプス交換2日後 ギプス交換後、右前肢はまだ前に出しにくく、馬房内での動きは少ない状態です。 両後肢の蹄冠部に触れると、凹みを感じます。 立ち方も「集合姿勢」という後肢をかばう立ち方をしています。 そして指動脈の拍動も強めです。 これらは蹄葉炎のサインとして非常に心配な所見です。 一方で 食欲は旺盛です。 そして、左前肢の指動脈の拍動はだいぶ落ち着いてきました。 心配な所見は増えています。 でも、すべてが悪い方向に進んでいるわけではありません。 見えませんがギプスの中も日々回復に向かってるはずです。 元気玉☀️を送るから 頑張ろうね。
瀬瀬賢76,153 views • 1 month ago

【治療記録|Day13】 5/27 手術から13日後 左前蹄と両後蹄には、まだ熱感と指動脈の拍動があります。 馬房内での動きは少し減りました。 痛みがあるのでしょう。 ただ、食欲は旺盛です。 そして良いニュースとしては、左前肢の浮腫が取れたこと。 そのため、バンテージでの圧迫処置は不要になりました。 大きく悪化しているわけではありませんが まだ安心できる段階でもありません。 明日で手術から2週間。 近々、ギプス交換を予定しています。 中がどんな状態になっているのか。 良くなっているのか。 問題なく保てているのか。 さて、どんな状態だろうか。
瀬瀬賢53,795 views • 1 month ago