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数字が静かに跳ね上がっただけで、地震の顔つきがガラッと変わったわね。M7.2 が M7.6だよ。たった0.4って思うだろ?ところがこの世界では、エネルギーのケタがひとつ変わるくらいの話。同じ「7クラス」でも、7.2 と 7.6 は、軽自動車とダンプカーくらい違う。ぶつかってくるスピードは同じでも、乗ってる質量がまるで別物。そのダンプが、青森県東方沖・深さ50kmのプレートの上でドーンとブレーキかけたのが今回だよ。 地図を見ると、日本列島の周りが真っ赤なリングで囲まれてるだろ。あれは「東北が揺れました」じゃなくて、「日本丸ごと、揺さぶられました」の図。東北が震度6強で大暴れしてる横で、関東も関西も九州も、みんな色が付いてる。要するに、どこを切り取っても同じ地震の観客席に座ってたってわけ。 深さ50kmってのもイヤらしい。浅い直下型みたいに一点をブチ抜くんじゃなくて、広い範囲の地盤にグワッと力を伝えてくる。高層ビルは後からゆっくり揺れだすし、長い橋はノロノロとたわむ。 「揺れたと思ったら、今度は別のリズムでまた揺れてくる」っていう、長周期の嫌がらせ付き。 それなのに、日本では「6強だったけど、建物けっこう無事っぽいね」「津波も思ったより低くて良かった」って声が出る。 いや、良かったんだよ。 良かったんだけどさ、それは今回も日本の耐震と避難と運が、ギリギリ間に合ったってだけなのよね。 世界基準で見りゃ、M7.6なんて「一つの国の歴史が変わってもおかしくない規模」だぞ。 普通の国なら、インフラ半壊、都市機能ストップ、政権が吹っ飛ぶくらいのパンチを食らっても不思議じゃない。 それを、頑丈な建物とダサいくらい地味な避難訓練と、住民の我慢強さでなんとかニュースの一項目に押し込んでるのが、日本の現実です。 本当は、そこでちょっとゾッとしなきゃいけない。 「被害が思ったより少なくてよかった」で終わるんじゃなくて、「この規模がこの程度で済んでる日本、どれだけ綱渡りしてるんだよ」って、背筋を伸ばすところなんじゃないかしら? 地球から見りゃ、今回の M7.6 だって、「プレートがちょっとストレッチしました」くらいの準備体操。 こっちはその度に、津波警報だ、避難だ、電車ストップだって大騒ぎしてる。でも、その大騒ぎの積み重ねが、命をつなぐノイズなのよね。 だからさ、この地図を見て「うわ、日本ぜんぶ赤に染まっててエグいwww」で終わらせるのか、「次はどこで来てもおかしくねぇな」と腹を括るのかで、この先10年の生き方が変わるんじゃないかしら? 家具を壁に止めるとか、水と食料を3日ぶん置いとくとか、充電できるライトを一個買うとか。 やってみりゃ、大した金も時間もかからない。 それを「まあそのうち」で流してるうちに、プレートの機嫌だけが先に変わっていく。 今回の M7.6・震度6強は「日本という国の宿命テスト」であり、「まだ終わってねぇぞ」という予告編でもある。 笑い話にして酒のアテにするか、黙って家の中を一周して、倒れそうなもんをひとつ直してから寝るか。 その小さな差が、次の大きな揺れのとき、生きる側にいるかどうかの分かれ目になるんじゃないかしら?
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