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驚くと「硬直」する品種のヤギ。 急崖を駆け上がるなど、その身体能力の高さが特徴のヤギ。 しかし、一風変わっているのが「ミオトニック・ゴート」。驚くと脚を伸ばして硬直し、10秒ほど倒れてしまいます。 これは遺伝的な性質が原因で、人為的に生み出された品種です。
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この現象の原因は、「先天性ミオトニー(筋硬直)」で、必ずではないのですが驚いたり衝撃を受けると一時的に筋肉が硬直してしまいます。 意識を失っているわけではなく、筋肉が固まっているだけです。 10秒~15秒くらいすると何事もなかったかのようにまた走り出し、元々の頑丈さもあり、余程の

高所から落下したりしなければケガをしたりもしないそうです。 個体としては不利でしかない特徴を持つこのような品種を生み出したのはきちんとした理由があり、それは「家畜の群れを守るため」。 群れの中にミオトニック・ゴートが混ざっている場合、もし肉食性の動物に群れが襲われた場合、

このヤギが気絶することで「殿(というより犠牲)」となり、他の家畜たちを守るのです。残酷な気もしますが、群れの被害を最小限に食い止めるため、1頭を犠牲にするという発想。 そのため、肉食の動物が多い地域の牧場主たちにミオトニック・ゴートの需要は高かったようです。 現在は愛玩動物として

飼育されるケースも増えていて、本来の役割はやや薄れつつあります。 ヤギは人間が家畜化した最古の動物のひとつで、その野生種はアナトリア半島(トルコ)に生息しているベゾアール・アイベックスとされ、家畜化が始まったのは1万年近く前。以来、毛皮や肉、燃料、乳などを供給して人々に多大な

恩恵をもたらしました。羊皮紙なども有名ですし、役畜でもあり、古代には現代より遥かに重要視された家畜でした。 賢く(実際、犬と同じ位賢い)おとなしいイメージがありますが、外敵と認識した相手に対しては強力な突進からの頭突きをお見舞いすることもあり、接する時には注意が必要です。

その強健な性質からヤギの飼育数は発展途上国が多く、アジアやアフリカの国々が圧倒的に上位を占めます。 運動能力が高すぎて柵を飛び越えて逃げてしまうなど管理が大変なこともあり、先進国や人口稠密地域での飼育はやや低調な傾向があります。 先進国最上位はアメリカ。約252万頭飼育されています。

なお、「ヤギは紙を食べる」という話がありますが、それは基本、昔ながらの楮やミツマタを使った紙。しかも、好んで食べているわけではありません。 一応木の繊維なら分解はできるそうですが、現在普通に売られている紙はヤギにとって有害な化学薬品も多く含まれているため、あげるのは絶対にNGです。

コメント失礼します。 人為的な品種なんですね。 野生環境で転げてたら 天敵に攻撃されてしまいますよね。 特徴的な行動が面白がられて 人間に庇護されて品種改良された、 ということでしょうか。

肉食動物に襲われるリスクが比較的高い地域の牧場で、敢えて逃げ遅れて群れのために犠牲になってもらうために北米で作られた品種と言われています(なので、牧場などにしかいない筈ではあります)。 逆に言えば、いわゆる普通の家畜にこういった症状は基本的には見られないそうです。

そんな理由があったとは。。。
