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Figures In A Landscape (1970)
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43年前(1983年)の今日5月28日、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』が日本で一般公開された。 同作から、日本軍への情報提供を拒む俘虜長(ジャック・トンプソン)を刀で斬ろうとしたヨノイ大尉(坂本龍一)に、歩み寄った捕虜・セリアズ少佐(デヴィッド・ボウイ)が、 ヨノイを抱擁し頬にキスする場面⇩ キスされた瞬間の坂本の驚愕の表情を捉えた画面の微妙な揺れは、撮影機材の故障により偶然生じた。 後で撮り直したものの、元のショットの方がより的確な心理表現になっていると判断され、結局それが採用された。大島監督は「奇跡だよ」と語ったという。 【坂本龍一×ビートたけし】『戦場のメリークリスマス』映画出演談話(82年・NHK-FM「サウンドストリート」)
nave27,605 views • 7 days ago

「アウシュビッツを撮れなかった時点で映画は一度死んだ。しかしチャップリンが『独裁者』('40⇩)を撮ったことで、辛うじて映画は戦後へと生き延びた」(ゴダール)
nave443,661 views • 5 months ago

女優・岸田今日子(1930-2006)は今日12月17日が命日。姉は詩人・童話作家の岸田衿子、従弟は俳優・岸田森。 トリスバーのマダムを演じた『秋刀魚の味』('62小津安二郎)から⇩
nave180,993 views • 5 months ago

相米慎二「本来長回しという技法、あるいは長回しという風に語られている技法というのは映画史の中では、決して、僕は、どう言ったらいいんでしょう、正しい技術論だとは思ってない訳です。それは、ただある時期映画を根本的にとらえなおすための方法として自分がやらなければならないと思ってやった訳です。本来キャメラが過剰に映画の中に入り込んでくるというのは、無意味なことで、そこに表現されているのは俳優さんと、もう一個、映画の空気な訳で、それをうつすためにはキャメラというものは一番目立たないのであればいいという風に本来あるはずなんです。だけど80年代は、そのことで映画を埋もれさせてしまうことが一番マイナスだと思って、過激というか、ちょっと誇張した方法論を自分で選んでしまったのです。 『東京上空いらっしゃいませ』('90⇩)というのは、むしろ技術的にそのことに対する反省があるので、自分がつくる時の内的な欲求としては、割と今現在は途上だと思うけども、もう一個僕が映画の技術的な方法論を獲得するためには、通らなければならないところだという風に思うんです」 ー『甦る相米慎二』(2011インスクリプト) 「自作にみる現代映画論」相米慎二 P384より
nave142,094 views • 4 months ago

「山中貞雄という若くして死んだ天才がいるわけですが、彼が『河内山宗俊』('36)という映画の中で映画史上、最も美しい雪を降らせています。若き日の原節子が出ておりまして、出来損ないの弟の犠牲になって自分から身売りを決意するという、まさに降るべき瞬間、不意に表通りに雪が舞うのです。そのときの粉雪の舞い落ちる速度、そしてその光景の中に人物をどのように配するか、そのショットを何秒ぐらい持続させるか、等々、1930年から50年代までの古典的な映画では、スタッフの全員が心得ていた。ーどうせ、天井から裏方さんたちが小さい紙きれを撒いているだけなんですけれども、降るべきときに、それにふさわしい降り方で降ればそれが雪に見えるし、雪の持っている叙情、あるいは雪の持っている風景を異化する力が有無を言わせないかたちで画面にみなぎるのです。…タルコフスキーの『ノスタルジア』(83)の最後の雪と比べてみてください。」 (蓮實重彦『映画はいかにして死ぬかー横断的映画史の試みー』85フィルムアート社 P35-36)
nave232,917 views • 8 months ago

主演の寺田農が語る、相米慎二監督の『ラブホテル』(85): 「すべてのことが自由で、芝居はこうやらなきゃいけないことなんかない。撮影も自由で、各パートが愉しんで新しいことをやりたがる。おれに言わせれば変態映画(笑)。 夜の埠頭の(出会いの)シーンもワンカットでやる。1000フィートで13分くらいかな。5回NG出すと5000フィート使っちゃうから、現場で助手が生フィルムを切っていくんだけど、大変な思いをした。その時代の現場は、もう意地でもワンカットみたいになっていって。おれが運転して速水(典子)を乗っけて、横にカメラの篠田(昇)がいる。車を止めたら助監督がドアを外して、篠田は出て、横移動で速水を映してクレーンに乗ったりして。それで助監督はドア持って乗り込んで、おれは車出すけど、速水が飛び込むんじゃないかとまた来る。これは大変よ。昼過ぎからリハーサルだね。相米は見ながら固めていく。事前に決まってることはあんまりなかったね。 走行中の外から撮るから、トラックの上にタクシーを載せて、クレーン車も載せて撮る。撮影許可は出ないからゲリラでね。よく見ると、トラックの上に載せてるから対向車と高さが違うんだけど、高低差はあんまり気にならない。 シーン数は52くらいだけど、カット数は48しかない(一同笑)。ワンカットで、ものすごく時間かかる。割れば割るほど、時間が短く済む。ワンカットならライティングも大変だし、動きもね。」
nave99,920 views • 4 months ago

宮川一夫の撮影による傑作『羅生門』('50)についての黒澤明監督の言: 「この作品の大きな課題の一つは、森の中の光と影が作品全体の基調になるから、その光と影をつくる太陽そのものをどのように捕えるかという問題があった。 私は、その問題を、太陽をまともに撮る事で解決しようと思った。 (中略)キャメラの宮川君は、この初めての試みに、勇敢に挑戦して、すばらしい映像を捕えてくれた。 導入部⇩の、キャメラが森の光と影の世界、人の心の迷路の中へ入り込んでいくところは、実に見事なキャメラ・ワークであった。 後に、ヴェニスで、キャメラが初めて森の中へ入った、と云われたこのシーンは、宮川君の傑作であると同時に、世界のモノクロ映画の撮影の一つの傑作と称しても好いと思う。」 ―黒澤明『蝦蟇の油』('84岩波書店)P393~395
nave57,739 views • 3 months ago

俳優・仲代達矢が92歳で死去の報。合掌。 出演した名作『椿三十郎』('62黒澤明)から、 椿三十郎(三船敏郎)と室戸半兵衛(仲代)の対決の場面⇩
nave99,763 views • 6 months ago