#ジャードゥーガルの背景を探る

#ジャードゥーガルの背景を探る 『天幕のジャードゥーガル』のこのシーン、実は北アジア文化の真髄に近いかも? まず「ロシア語の『ウラー!』とモンゴル語の『ホレー!』は関係がある」説ですが… 実は語源辞典(*マックス・ファスマーのロシア語語源辞典)では直接の借用関係を認めていません じゃあ実際、ホレーってなんなのかというと… モスクワのСанжеевらの『モンゴル諸語語源辞典(2018)』でモンゴル語хурай(ホレー)について次のような語源説明があります: ① シャーマンの掛け声「受け入れてたもれ!」「精霊よ!」が徐々に呼びかけに転化 ② ブリヤートのホロイ!やカルムイクのホレァ!などと同語源 ③ アルタイ人など非モンゴル系シャーマンも同じ系列の呼び声を使用 一方、ロシア語のураはもっぱら、中高ドイツ語かテュルク系言語からの借用で見解が分かれており、英語のhurrahがロシア語経由かどうかもはっきりしていません このシーン、ホレーにモンゴルのシャーマン文化と歴史が集約されていると考えればジャードゥーガルのスケール感がまた広がるのではないでしょうか?
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#ジャードゥーガルの背景を探る シーア派ってなんでしょうか? 歴史上のシタラ(ファーティマ・ハトゥン)やムハンマド坊ちゃん(ナスィールッディーン・トゥースィー)はシーア派のムスリムであったとウィキペディアなどでは言及されています。 シーア派を特徴づけるのはアリーとその子孫を正統なイマームとみなすことです。アリーは預言者ムハンマド(ﷺ)と近しい人物とされ、預言者の後継者としてシーア派における初代イマームとして崇敬されています。 このため、お祈りの呼びかけであるアザーンが少し違うことがあります。アザーンは一定のフレーズを繰り返すのですが、シーア派のアザーンには正式な句ではないものの「アリーはまことに神の友であらせられると証言する」というフレーズを付け加えることが推奨されています。 ジャードゥーガルの第一話ではそこに行く前に途中で切れるので、参考としてウズベキスタンのヒヴァ旧市街のスンニ派のアザーンをおつけします ちなみにシタラやムハンマド坊ちゃんと同世代、13世紀のイラクのシーア派のイスラム法学者ムハッキク・アル・ヒッリーの『イスラムの法(شرائع الإسلام)』ではアザーンの仕方ににアリーの句を含めていません(推奨されて実践されていた可能性はあります)。 逆にいうと、あと少しジャードゥーガルのアザーンがもう少し長かったら、また議論の対象になっていたかもしれませんね
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