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「いそがしい現代で聴きたい音楽とは? 」 「チルれるやつ」 「じゃあこれ」 アルヴォ・ペルト【鏡の中の鏡】

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【源平討魔伝40年の偉業/異形】 巻ノ参:異形の音楽 安駄婆の笑い声に導かれて始まる最初のステージ「地獄」。そこで耳にした曲に私はブッ飛んだ。当時、既にメタル&プログレ小僧であった私は、「メタルやプログレ」と「ゲーム音楽」は脳内で別の箱に入れていた。しかしこの曲は違った。(続く) 私には確かに聴こえたのだ、歪んだギターの音が。しかも曲調はプログレッシブ・ロックのようでもあった。私の脳内で別々の箱に分類されていたものが渾然一体となって、筐体から聴こえてきたのである。 「こ、これは!メタル…いやプログレ?モトスでもプログレっぽさを感じたけど、このメロディは和風…一体、これは何だ!?超カッコいいじゃないか!!」 無論、実際には歪んだギターの音は使われていない。その筐体の音量がバカでかかったことと、スピーカーが古くて音が歪んでいたことで、ディストーションの効いたギターのように聴こえたのだと思う。 音としては耳の錯覚だったのだが、その荒々しくも独特な音使いと激しく変化する曲構成に、私はメタル&プログレッシブロックの要素を確かに感じたのだ。 マッピーの朗らかさ、ドルアーガのクラシカルさ、ゼビウスのアヴァンギャルドさ、いずれとも全く異なる文脈から現れた、メタルとプログレの甲冑を身に纏いし異形のゲーム音楽、私にはそう思えた。 それまで聴いたこともない、この異形のゲーム音楽を聴くために、私は何度もコインを投入した。 他にも弁慶ステージの重厚な曲、琵琶法師登場時の幽玄な曲、流れるようなメロディで彩られたボーナスステージの曲など、聴きどころは盛り沢山。プログレッシブ・ロックをバックグラウンドに持つ中潟憲雄さんが作曲された楽曲群は、源平討魔伝の世界を時にきらびやかに、時に妖しく、時に荘厳に彩り、数多のぷれいやを源平の世界にいざなった。 そして何度も聴くうちに、源平の音楽は単にプログレッシブ・ロックとゲーム音楽の融合に留まらないことが分かってきた。 一つのゲームの中に多様な曲を揃えつつ、それぞれの楽曲の中にメインテーマの旋律が様々な形で現れるところは映画のサウンドトラックを思わせる趣があり、楽曲そのものがストーリーを雄弁に語っているようにも聴こえるのだ。 それを高いレベルで実現したことは、一つの偉業であると個人的には思っている。 かくて源平討魔伝の音楽は、私の脳内で新たな箱に入ることになった。単なるゲームミュージックではなく、楽曲そのものがストーリーを語る「ゲームストーリー・ミュージック」という箱に。私の中ではそういう位置に、源平の音楽はある。 この唯一無二の源平討魔伝の音楽は、数あるゲーム音楽の中でも独特の輝きを放ち、40年目の今もなお多くのぷれいや達を魅了して止まない。もちろん、私もその一人である。 ーーーーー さて、【源平討魔伝40年の偉業/異形】も次回で最終回。 桜舞い散るなか狂おしいほどの情感にあふれる曲をバックに、あの伝説的なメッセージが流れていく本作のエンディングについてポストしたい。 あとわずか…!by 安駄婆 最終回予告:巻ノ終「異形の終劇」 #源平討魔伝 #レトロゲーム

moai1234

46,597 Aufrufe • vor 4 Monaten

いつも自分の曲の宣伝ばかりしているので、今日は少し趣向を変えて「レゲエの音」 についてのコラムを書こうと思います🇯🇲 1本目の動画はオーセンティックなレゲエ、2本目は現行のダンスホールの要素が強い音楽。 それぞれ女性ボーカルですが、皆さんはどちらの感じが好きでしょうか? 2009年にジャマイカに移り住んだとき、まだ街のあちこちではオーセンティックなワンドロップ・リディムが生きていた。タクシーのラジオからも、スタジオの奥からも、いわゆる“ルーツ”を感じさせるビートが聞こえてきたのを覚えている。 ただ同時に、それらの多くは実際にはヨーロッパやイギリス、アフリカへ向けて作られていて、すでに国内では主流から外れつつあることにも気づかされた。数字でいえば当時でせいぜい全体の10分の1程度。残りの八割九割は現行のダンスホールやデジタルの音楽が消費されていて、国内のリスナーにとってはそちらがリアルな日常だった。 それから十五年以上が経ち、状況はさらに進んだ。今やワンドロップやルーツ、ラバーズといったオーセンティックなサウンドは、完全に“輸出用のコーヒー”のようになっている。イギリスやヨーロッパ、アフリカといったマーケットに向けて届けられ、白人を中心とした層に愛されている。一方でジャマイカ国内では、ダンスホールが依然として圧倒的な支持を持ち、移民の多いニューヨークやマイアミ、コネチカットといった地域にも直結している。 面白いのは、ワンドロップが愛されているエリアにはジャマイカ移民は少ないということだ。たとえばロサンゼルス。そこではサーファーや白人ドレッドのコミュニティを中心にワンドロップやルーツが親しまれていて、ビーチカルチャーやヨガ、オーガニックなライフスタイルと結びつく形で楽しまれている。ジャマイカ国外ではこうした“別の文脈”で生き続けているのも現実だ。 この流れは「やる側のマインド」にもはっきりと現れている。ゲトーで育った若い世代にとって、当然のようにやりたいのは現行のダンスホールやトラップダンスホールだ。70年代や80年代にルーツやラバーズがゲトーの人々の心を掴んでいたように、今その役割を担っているのはトラップダンスホールに他ならない。そして実際、ゲトーの人の気持ちを代弁するのは間違いなくダンスホールだ。ストラグルやコンシャスネスといったかつてルーツが担っていた要素も、今はダンスホールの歌詞や表現の中に自然に溶け込んでいる。 ただし、偉大なミュージシャン家系に生まれた人間は違う。彼らは海外の高校経験や留学経験があることが多く、自分たちの音楽が外でどう愛されているかを体感的に理解している。だからこそオーセンティックなレゲエを志向しやすい。一方、ゲトーのダンスホールアーティストは若いうちはビザもなく、国外の状況を知ることが難しい。そのため自分の感性だけを中心に音楽を作るが、逆にそれが新しいサウンドを生み出す原動力にもなっている。彼らにとって父親やおじいさんたちが使っていたリディムを繰り返すことは“古い”と感じられ、あえて拒否することすらある。実際に自分のスタジオで、若いアーティストに「リアルロックやタクシーで歌え」と言ったら強烈に否定されたこともある。それもまた現実だ。 音そのものにもその違いははっきり出ている。オーセンティック・サイドはレコードやバイナルで聴いたときに気持ちよく響く周波数を意識していて、ホーンやザラっとした質感のあるベースライン、キング・トビーズの香りを残したドラムや空間処理が魅力だ。映像作品もレーベルが関わることが多く、しっかりした舞台セットやプロダクションで撮影されることが多い。 対して現行のダンスホールはアトランタのヒップホップから直接影響を受けたビートを使い、ドラムはタイトで鋭利。ファッションもロックやカモ柄、レザーといったヒップホップ直系のスタイルで、映像も現場の熱気をそのままパッケージしたような勢いがある。 こうして比べると、まるで二つの文化がそれぞれの周波数で響いているように思える。どちらも自分にとってはかけがえのない音楽であり、だからこそ僕はワンドロップもダンスホールも両方を真剣に作り続けている。 2000年代初期までのプロデューサーがそうしていたように、両方を行き来することが自然だし、その二重性こそがジャマイカ音楽の面白さなのだ。ゲトーのリアルを担うダンスホールと、国外で求められ続けるオーセンティックなレゲエ。その両方を体感し、作り続けられることこそ、自分にとっては幸せなことだと思っている。

GACHA_MEDZ

11,326 Aufrufe • vor 9 Monaten

先日、とあるアレンジャーさんと凄腕エンジニアさんと話している中で、興味深く面白い話題で盛り上がった。 昨今のドラム音源、Superior Drummer 3、EZDrummer 3、Addictive Drums 2、BFD どれもこれもすごいクオリティだけど、中にはミックスの際 「生じゃないから限界がある」と言っちゃうエンジニアさんがいる、と。 昔からトリガーでサンプルに全差し替えもやってきた事だし ドラム音源で打ち込み、もしくはV-Drumなどで叩いて それが世間的には生ドラムだと思われている作品など いくらでもある。 生ドラムでレコーディングされたものと、いわゆる808のような シンセドラム音源のいずれかしかない二極脳は今の時代視野が狭すぎる、という話。 そもそもSuperior DrummerやAddictive Drumsなどは全て生ドラムでレコーディングされている。 例えばBANDとしてリリースされている音源で、ちゃんと丁寧にミックスされた曲にドラム音源が使われていたとして それを「限界がある」と言っちゃうエンジニアは、生じゃないと判別がつくのか? では生ドラムのレコーディングとなにが違うのか? 空気感や、二度と同じ音が出ないダイナミックレンジか? それとも分離が良すぎることなのか? また、ドラム音源だからと過度にエフェクト掛けすぎて 元音崩壊しちゃってるミックスも多いと感じる。 パラのドラムだと全trにPlugin挿さないといけない、という固定概念や脅迫概念があるんじゃないか?と。 自分は長年生ドラムを叩いてきて生ドラム大好き最高だし、昨今は積極的にV-DrumでSuperiorなどを叩いていて それはそれでめちゃくちゃ楽しい。 とてもおもしろい話題でした。

くうP

50,630 Aufrufe • vor 1 Jahr