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藤森神社節分祭で奉納された舞楽「胡蝶」です。平安時代に日本で作られた曲と舞で、緑の装束の背中に蝶の羽根を付け、春に舞い遊ぶ蝶々を表す。本来は童舞であり大寺社の行事で元服前の男児が舞うものであるが、雅楽でこの曲を舞う所(そもそも舞える団体が少ない)は神社の巫女さんや女児が行っている場合がある。 藤森神社では藤森雅楽会という雅楽団体があり、そちらで雅楽舞楽を継承している。こちらの胡蝶は女児を含む女性での舞であるがかなり動きが洗練されていてレベル高くて美しい。見惚れてしまった。 舞の終盤、動きが大きくなり輪になって4匹の蝶が群れ遊ぶように舞う場面。美しい、眼福であります。

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生憎の強い雨となった9月16日の鶴岡八幡宮例祭、流鏑馬の後に行われる放生祭は、全国の八幡社で行われる放生会と同義である。放生会とは生き物を解き放って(放生)その生命を救い功徳を積むという仏教思想に基づく儀式である。最初期の神仏習合の神である宇佐の八幡神は奈良時代の隼人征伐に於いて軍神として朝廷軍を守護し勝利に導いたが、多くの殺生に関わった事を悔いて戦後託宣し、放生の儀式を行って生命を救うことを宣言した。これが仏教色が取り払われた八幡系神社でも今も続く放生の祭の起源である。 各地の八幡社では魚を放つ(生態系破壊の為行わなくなったりしてるが)のがポピュラーであるが、鶴岡八幡宮での放生は雅なことに鈴虫を放つ。秋だからね。 そして拝殿にて神事を行い、巫女による神楽舞が舞われる。この舞は「萬代の舞」と言って、鎌倉幕府3代将軍源実朝の詠んだ歌に合わせて舞われる、という鶴岡八幡宮オリジナルの舞とのこと(同様の名の舞が宮城の大崎八幡宮にもある)、大社レベルは独自の舞があって流石だなと思いながら美しい舞を拝観した。 そして、鶴岡八幡宮の祭神の一柱である3代将軍実朝の歌で舞う、というのが凄みがあるというか、この舞が舞われる拝殿の先、上宮に繋がる階段で実朝は暗殺されたのであって、歴史の重みを感じると共に、この舞は実朝の鎮魂の舞なのではないか、と思うたのであります。 生き物を慈しみ生命を放つ放生と悲運の将軍の鎮魂が重なっている…というような感想を持った、雨の中の放生祭でありました。

幣束

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